2005年05月13日

スタイルの違い

 たんばぐみには、現在僕も含めて
3名が常勤スタッフとして働いている。
 
 一人は、アルバイトの子ですが、もう一人は
若いもっちゃんです。
 
 彼とは、考え方や、仕事のスタイルが僕と違っている。
 
たんばぐみでは、伝承が途絶えようとしている
丹波木綿の支援を行っている。
 
 かれこれ一年くらいたつのではないかなと思う。
 
初めの方は、僕が企画を考え、それを実現する為に
どうすればいいのかという方向で考えていた。
 
 が、いろいろあり、担当がもっちゃんに変わった。
 
 彼は、丹波木綿の方が、動き出すのをじっくり待ち
時にはたわいもない話をしに、よく創作館に足を運んでいた。
 
 そして、やっと木綿の方々自身が「よし、やってやろう」と
いう気持ちが起こり、いまいい動きになってきています。
 
 僕があのまま木綿の支援員としてやっていたら、
たぶん自分の意見を通して、ドンドン前に進めていただろう。
 
 が、高齢の方が多いので、僕のスタイルでは将来的には
クエッションです。
 
 じっと待ち、時には無駄な回り道をし、一番大切な「当事者のやる気」
を引き起こす今回のもっちゃんの結果には、拍手を送りたい。
 
 中間支援組織として、本当に皆さんに役に立つ役割が担える
たんばぐみの理想像に、一歩一歩近づいているんだなって
思える一日でした。
 


kendia6 at 21:38│